SustainableJapan 持続可能なスマート日本を目指して

新エネの業者です。日々徒然。

魑魅魍魎(チミモウリョウ)な新エネルギー、とくに地熱開発にありがちな「裏をかく」無責任な人って?

こんにちは。

またまた仁義ない戦いのニュースが入ってきました。

裏をかく

っていう言葉がぴったり。一般的には「裏切り」という言葉がピッタリくるでしょう。

昨日のパートナーは今日の敵。

パートナーと呼んでいた人(会社)、仮にGと呼びます。ある日、業界の友人Tから電話があった。どうやら変なメールが来たらしい。内容は「やあやあ我こそは」調の戦モード。

やあやあ。我こそはこんなにすごい会社、「G」である。すでに数十プロジェクトを抱えているぞ。どこそこ省庁のライセンス(*1)も取得している。今ウチに日本市場の独占権を渡してよ。条件はこんなんでどう?

(*1)そもそもこのライセンスがどう意味あるかの説明はなし。不思議ライセンス。

みたいなメールだ。ちょっと不信感もあり、内容見て「あなたが近いところにいそうなヤカラそうだから」、とメール裏取りの転送の転送が回ってきたのだ。もちろん事前相談なんてないし、自分のパートナー(ウチ)のことなんて一切触れられていないジコチュー。

 そういえばウチに対しては「最近ちょっと出張が続いてまして〜」「夏休みだし」などという言い訳をグニャグニャして疎遠だなあ思ったら、しっかり裏工作していたとは! 署名や書面内容を見てワナワナ手が震える。

「えー!コイツ何考えてんだ!?俺らの裏をかいて自分が直に取引しようって魂胆?(怒)俺を外すってどういうつもりだ!許さんんん!!」

と怒りが収まらない社長。

つまり、関係者数社でパートナーとして一緒に協働交渉作業している途中に、一人ズルして相手に交渉に行ってしまう奴である。義理人情も仁義もあったもんじゃない。こういう輩のモチベーションは、ズバリこういうこと。

自分が富も名誉も独占したい、そして一番オイシイところにありついて下克上でのし上がりたい、仕切屋になりたい、とにかく早いもん勝ち!

これが本音。相手が中国人だからこの方式でオッケーと考えたんだそう。後先考えず、ビジネスモラルもモットーもなく、自分のことだけ考える子供みたいに、目の前のことだけに気を取られてすんなりこういう行動に出る。社会人とは思えない。

まともな社会規範とかビジネスモラルが機能している業界であれば、こういう奴は(1)ガン無視されたり、(2)裏取りの段階でバレた瞬間に刺される。が、残念なことに新エネ業界は相手もそんなタイプだったりする。。。

「ふーん。そのほうが関係者の数が減って利益幅は増えるよね。いいんじゃない?」

みたいな手元の損得計算で、いいんじゃない? と適当に口約束したりしてしまう。

後ほど実行段階になると、あれがない、これはまずい、とプロジェクトが頓挫しそうになる。本当は必要な人を退かすから当然。でも、もともと責任感がないから、誰かが何らかの形でお金を振り込んだ瞬間、持逃げ感覚。自己資金は出さない。その場で揉める、付け焼刃に新しい会社を巻き込む、そんな場当たり的なパッチではうまくいかないから結局頓挫。ほったらかしで逃げる、そして人のせいにして気にもしない。この責任の転嫁は見事としか言いようがない。抜かすんならと無視していると、大抵この「責任転嫁」段階で呼ばれたり話題にされるからたまったもんじゃあない。。。

この状況を気の毒に思った友人のコメント:

「おおお、まさに魑魅魍魎の世界。アナタ早く業界から手を引いた方がいいんじゃない?」

だよね。。。。